しつけ
おすわりを教えるのに最適なタイミングは、おうちに慣れた直後です!
簡単な6つのステップで解説します。
必要なもの
・静かなお部屋
・大好きなおやつ
・クリッカー(あるとうれしい)
・熱意と愛情
教え方
1.わんちゃんに近づき、鼻の近くにおやつを持ってくる
→おやつは少量にしましょう!肥満の原因になります。
2.おやつをわんちゃんの頭上に
→わんちゃんは頭上のおやつを目で追いかけるために、お尻を下げるでしょう。
3.座ったらすぐにおやつをあげる
→座った瞬間にあげるよう心がけましょう!そしてたくさん褒めるか、クリッカーを鳴らしましょう。
4.これを数回繰り返す
→おすわりをしていない状態で繰り返しましょう。
「おすわりをするとおやつがもらえたり、褒められる」というプロセスを覚えさせましょう。
5.「おすわり」と言いながらやってみる
→一連の行動に言葉が加わることで、おやつがなくても言葉で支持できるようになるでしょう。
6.おやつを少しづつなくしていく
→おやつがなくなってもおすわりの指示が届くように、成功したら全力で褒めてあげましょう!
気をつけること
・長時間やりすぎないこと
→練習自体がストレスになることを避けるために、1日5分未満の練習にとどめてあげましょう。
・快適で安全な場所で行うこと
→わんちゃんはとてもデリケートなので、いつもの場所以外で行うことで気が散ってしまいます。
・イライラしたり焦ったりしない
→わんちゃんの覚えが遅いと焦ったり、イライラしたりするかもしれません。
しかし、わんちゃんはそれを察知するとストレスを感じてしまいます。
最終的に早く覚えてもらうために、飼い主の皆さんも忍耐強く付き合ってあげましょう。
参照元:https://www.purina.co.uk/articles/dogs/behaviour/training/how-to-teach-a-dog-sit
お手を教えるのに最適なタイミング
最もおすすめなのが、わんちゃんがお家にやってきた直後です。
または12〜16週間の、ワクチン接種直後からでも大丈夫です!
もちろん、新しいことを覚えるのに年を取っていても問題ありません。
お手を教える理由
「そもそもお手を教える必要があるの?」と思う方も多いかもしれません。
お手などの芸を教えるトレーニングの過程で、関係を築くための良い時間を過ごすことができます。
また、それはわんちゃんの集中力と柔軟性を高め、良い刺激を与えることができるんです!
お手を教えるのに必要なこと
・落ち着ける静かなスペース
・大好きなおやつ
・時間と忍耐
・わんちゃんの状態、体調や機嫌がいい
・既に「おすわり」ができる
簡単な10ステップ
1.まずおすわりさせて、成功したらおやつをあげます。これを何回か繰り返します。
2.次におすわりをさせて、おやつを手に握って隠します。わんちゃんがそれを嗅げるように、しかし取れないようにしましょう。
3.おやつに興味を持たせ、わんちゃんの顔より少し下のあたりにおやつを掲げましょう。
4.おやつを持っていない方の手を、持っている方の手の真横に置きましょう。
5.わんちゃんがおやつを欲しがります。顔から近づいてくることもあるでしょう。
6.それでもおやつを手に入れられないので、あの手この手を試してくるでしょう。
7.手を使っておやつを取ろうとした瞬間「お手」と言っておやつをあげてください。
8.それを何回も繰り返してください。毎回、手で取ろうとするまでおやつをあげるのを我慢します。
9.慣れてきたら、おやつのない平らな手を出しましょう。わんちゃんが手をその上に置いたときに、「お手」と言って、もう一方の手からおやつをあげましょう。
10.これ繰り返し、言葉だけでお手ができるようになるまで練習しましょう。
教える際に気をつけること
・長時間の練習を避ける
・わんちゃんが疲れている、または病気の時の練習を避ける
・肥満防止のため、おやつを小さくしておく。
参照元:https://www.purina.co.uk/articles/dogs/behaviour/training/how-to-teach-a-dog-to-give-paw
失敗させないことがトイレを覚える近道
室内犬を飼うときに、まず覚えてもらいたいのがトイレです。
トイレを早く覚えさせるコツは、子犬が粗相する機会をなるべく作らないことです。そのためには、飼い主がタイミングを見計らって子犬をトイレへ導いてあげる必要があります。
子犬の排泄間隔は、一般に「月齢+1時間」といわれますが、これはほとんど体を動かしていない状態での話です。体を動かせばもっと頻繁にしたくなります。遊んでいるときには10分、15分という短い間隔で排泄する場合もあります。
トイレを覚える早さは、子犬の能力よりも、飼い主の教え方や家に来るまでのトイレ環境などに左右されます。うまくいかないなら、教え方やトイレの大きさに問題があるのかもしれません。
トイレの設置場所
【誰かが子大を見ていられる場合】
ハウスとトイレは別々に用意しましょう。トイレは、ハウスの横など、すぐに連れていける場所に置くとよいです。
【留守番させる場合】
留守番させるときや、在宅中でもほとんど子犬を見ていられないときは、広めのサークルに子犬を入れて行動を管理しましょう。帰宅後はトイレとハウスを分けたほうが、早くトイレを覚えらます。なお、排泄をがまんできる短時間の留守番なら、ハウスの中でもOK。ただし、かじるおもちゃを与え、退屈させないようにしましょう。
犬は本来、寝床とは離れた場所で排泄したいので、トイレはなるべくハウスから遠い場所に置きます。まだトイレを完璧に覚えていない場合は、サークルの全面にトイレシーツを敷いておき、「トイレシーツの上で排泄する」ということを徹底させましょう。
子犬の排泄のタイミングとサイン
・目が覚めたとき
・食事のあと
・水を飲んだあと
・遊んで興奮したあと
・床のにおいをかいで落ち着かない様子のとき
・その場をクルクル回るようなしぐさを見せたとき
トレーニングの方法
1.ハウスの近くにトイレを設置。最初はトイレをサークルで囲い、全面にペットシーツを敷く。
2.ハウスから出したときや、犬が排泄のサインを見せたらトイレへ。子犬が自分でトイレに入るときと同じ状況にするため、扉からの出入りが原則。上からは✕。トイレに入れたら扉を閉める。
3.排泄するまでそっとしておき、排泄し始めたら、「トイレ、トイレ」など、やさしく声をかける。
4.排泄したら、その場ですぐ「いいこ」とほめ、ごほうびをあげる。「排泄したらいいことがある!」と覚えさせる。
5.扉を開けて子犬を出し、ごほうびとして一緒に遊んだり、自由にさせる。それが子犬にとって一番のごほうびになる。
アドバイス
・かけ声で排泄をコントロール
→排泄中に「トイレ、トイレ」と声をかけるのは、決まったかけ声で排泄できるようにするため。かけ声で排泄できると、ドライブの休憩中や、動物病院での診察前など、オシッコをさせたいタイミングでできるので便利。かけ声は何でもOK。
・排泄しないなら、ハウスに入れて仕切り直し
→30分くらい待っても排泄しないなら一度ハウスに入れ、15分後に再びトイレへ。排泄するまで遊びやフリータイムはなし。
・覚えてきたら、扉を開けっぱなしに子犬が自分からトイレサークルのほうへ向かうようになったら覚えてきた証拠。トイレに自由に出入りできるよう、サークルの扉を開けておこう。完全に覚えたらサークルは外してOK。
NG
失敗しても叱らない、騒がない!
叱ると、排泄したこと自体を叱られたと勘違いし、隠れて排泄するようになったり、排をがまんして膀胱炎になることもあります。また、騒ぐと子犬はかまってもらえたと勘違いすることも…。失敗を見つけたら、無言で素早く片づけ、においは消臭剤で完全に消しておきましょう。子犬がトイレを失敗したのは、きちんと行動管理をしていなかった飼い主の責任です。次からはしっかり子犬の行動管理をしましょう。
クレートトレーニングとは
忙しい時や夜間など、子犬に注意を向け続けることができない時のために、子犬をクレートに慣れさせることを言います。
クレートが安全な場所だと理解することでトラブルを避けることができ、トイレトレーニングをよりスムーズにします。
クレートを置くべき場所
子犬はまだ赤ちゃんなので、家の中で自由にさせていると危険が伴います。
大切なので一緒に寝たい気持ちはあると思いますが、ベッドで寝ている時にトラブルに巻き込まれないように、ベッドのそばにクレートを置くのが最善です。
あなたの近くで寝ることができる場所だとわかると、それは子犬にとって安心できる場所になります。
また、子犬は自分の寝床を汚したがらないので、クレートの中で過ごすことを覚えるとトイレトレーニングも簡単になります。
いつから始めればいい?
子犬を家に連れて帰ったその日から始めると良いでしょう。
何が必要?
・快適な寝具(犬用ベッドなど)
・トレーニング用のおやつ
・おもちゃ
クレートトレーニングの簡単な5ステップ
1.適切なサイズのクレートを用意する
子犬のサイズに合わせて、何度かサイズアップする必要があります。子犬が快適に立ち上がったり、体を伸ばして寝ることができるサイズだと十分です。
SNSなどで短期間貸してもらえる場合があるので、そういったものを利用してもいいかもしれません。最初から、睡眠用と起床時用を二つ用意しておくと便利です。
しかしあまりにも広すぎると、片方を睡眠に使って、もう片方をトイレにすることができるので、トイレトレーニングに不向きです。
2.クレート内を快適なものにする
ベッドを置いたり、毛布を綺麗な状態に保つなどして、快適な環境にする。
3.ゆっくりクレートに慣れさせる
新しい場所は不安になるので、夜いきなり閉じ込めるのはやめましょう。昼間に遊んでいる際におやつをクレート内であげたり、おもちゃを投げたりして、少しづつ慣れてもらいましょう。
4.クレート内で食事を与える
食事をクレート内であげて、ドアを数分間閉めてください。眠い時などに、あなたが離れずにクレートに入れてあげるのもいいでしょう。
子犬が飼い主から見捨てられた、または「閉じ込められている」と感じないように、常に子犬の近くにいて、子犬が見える場所にいてください。
5.クレートの中で寝かせられるようになる
子犬がクレートになれると、夜にクレートで眠ることができるようになります。
※クレートに入れるときは首輪を外してあげましょう。
クレートの中で泣いていたら
クレートの中で泣いているのを放置して離れてはいけません。
あなたとの信頼関係にヒビが入るだけでなく、ストレスを抱えてしまいます。
クレート内で泣いている場合に考えられる理由は以下のとおりです。
・トイレに行きたい
・ストレスや孤独を感じている
・退屈している
・まだクレートに慣れていない
参照元:https://www.purina.co.uk/dogs/puppy/behaviour/crate-training-a-puppy
わんちゃんと暮らしていると、避けられないのが「お留守番」ですね。
わんちゃんを取り巻く環境が変わってもストレスを抱えないように、準備をしてあげる必要があります。
まずは、わんちゃんがストレスを抱えることで現れる症状を紹介していきます。
・過度に吠える
・普段と違う場所でのトイレ
・食べ物や遊びへの興味がなくなる
・下痢などの消化器問題
・睡眠時間の増加
・攻撃的になる
・ものを壊すようになる
これらのことを避けるために、あなたがお出かけをすることを習慣化するしましょう。
わんちゃんに一人でいることを教えることで、環境の変化に対処することができるようになります。
自分で楽しむことができ、一人で安全に落ち着くことができるよう教えられると良いでしょう。
あなたが家にいないときにわんちゃんが一人でいる場所を考えてください。
このスペースを快適でリラックスできる場所にすることで、そこで過ごす時間は徐々に増やすことができます。
わんちゃんと過ごす時間がどんなに楽しくても、一人でいることを教えてあげることは大切なことです。
習慣を作っていくのに最適なタイミングは、わんちゃんが家族に加わった瞬間です。
次に良いタイミングは「今」です!
思い立ったが吉日です!今からスタートしても遅くはないでしょう。
そして、わんちゃんのお世話に関わる家族の全員が、その習慣を作ることを理解し、同意していることも大切です。
忘れないように、みんなが見えるところに書いておいてもいいかもしれませんね。
一人でいられるか心配になった場合は、一人で遊べるような仕掛けを用意してみてもいいでしょう。
そうすることで一人の時間を楽しいものだと学んでいきます。
その他の面でも、わんちゃんに習慣を作ってあげることはいいことです。
犬は習慣の生き物で、それを作ってあげることで安心して生活することができます。
例えば、朝は運動をした後に休んでからご飯を食べる。そして落ち着いたら一人の時間を過ごさせます。
正午ごろに遊ぶ時間を作って、夕方の散歩の後にひと休みしてからご飯を食べて、あなたと遊ぶ時間を過ごす。
就寝前にトイレの時間があって、その後にぐっすり寝る。
こうした習慣を作ってあげることで、周囲の環境が変わっても対処することができるようになっていきます。
また、運動をしたり遊んだりする時間が、あなたとわんちゃんの絆を産んでくれるでしょう。
引っ越し
ライフスタイルの変化に対応できるように
わんちゃんと一緒に引っ越しをする場合は、引っ越し先がペット禁止ではないかを確認するようにしましょう。
ペットが飼えなくなる最大の理由の一つが引っ越しです。
引っ越しを進めていく中で、信頼できる人に預けたりする場合は、慣れ親しんだおもちゃなどを一緒に渡してあげるようにすることで、
わんちゃんは安心しやすくなるでしょう。
また、一緒に引っ越しの場に立ち会う場合は、安全を期すため、ドアを閉めた静かな部屋にいてもらいましょう。
離婚
離婚はとてもナーバスなものですが、多くの飼い主はわんちゃんに与える影響を忘れがちです。
あなたのパートナーはわんちゃんにとっても遊び相手だった場合が多く、寂しがってしまうこともあります。
もし離婚までに時間がある場合はゆっくりと、パートナーと過ごす時間を減らしていきましょう。
もしそれが難しい場合は、できる限りいつも通りの習慣を守ってあげましょう。
寂しがって玄関で鳴いている場合は無視するようにして、鳴かなくなったらすぐに褒めてあげましょう。
運動をしたり、頭を使うような遊びをさせて疲れさせることで、少しづつ慣れていくことでしょう。
わんちゃんがあなたと離れるときに不安がったり、激しく鳴いたり、一人の時間にトイレを失敗したり。
そういった行動が増えてきた時は、まず何か習慣の変化がないか自問してみてください。
犬は習慣の生き物であるということを忘れずに、しっかりと向き合ってあげましょう。
犬は声によるコミュニケーションを取るわけではありませんが、自分自身の感情を表す方法でもあります。
なぜ吠えるのかを理解することは、吠えるのを辞めさせるのにつながります。
なぜ吠える?
1,伝えたいことがある
2,警告している
3,楽しんでいる
4,他の犬に釣られている
5,興奮している・ストレスが溜まっている
6,分離不安に苦しんでいる
吠えるのを止める方法
もっと運動させる
多くの犬は退屈したりイライラしたりして吠えます。そのため、犬の運動量や散歩の回数を見直してください。
長い散歩を1回行うよりも、短い散歩を数回行うほうが、ストレスを減らすことができるためです。
頭を使う機会も必要です。そのため、おもちゃを使ったトレーニングやゲームを日常に取り入れてください。
飼い主が犬に充実した時間をたっぷりと与えるようにしてください。
愛犬が退屈していると思われる場合は、愛犬と一緒にできるアジリティなどのさまざまなアクティビティに参加してみてはいかがでしょうか。
窓の付近に近づけないようにする
通り過ぎる車、庭の小動物、通行人など、家の外で起こっていることすべてに刺激を受けており、家族全員にも知らせたがっている可能性があります。
このため、外部の刺激を取り除くことが、犬の無駄吠えを防ぐのに役立つ可能性があります。カーテンを閉めたり、窓に近づくのを制限したりすると良いでしょう。
犬に「話したり黙ったり」テクニックを教えましょう
吠えるのが好きな場合、それを悪いことだと決めつけて矯正するのではなく「オフのスイッチ」を教える必要があります。
これを訓練するには通常、合図の言葉で吠えるようにトレーニングすることが最も効果的です。
その方法は次のとおりです。
1.吠えている時に「話せ・吠えろ」などの合図を言う
行動と合図を結びつけてあげましょう。
2.おやつを取り出して鼻の近くに近づける
おやつに興味を持たせましょう。
3.吠えるのをやめる
匂いを嗅いだり食べたりするために、吠えるのをやめるでしょう。
4.吠えるのをやめた瞬間「静かに」などの合図を言う
吠えるのをやめる行動と合図を結びつけてあげましょう。
5.合図と同時におやつをあげる
いいことがあると思ってもらいましょう。
6.これを何回か繰り返す
7.徐々に「静かに」と言ってからおやつをあげるまでの間隔を長くする
間隔が短すぎると、吠えることでおやつがもらえると錯覚します。
これらを頻繁に一貫して行うことで、「吠えろ」の合図で吠えて「静かに」の合図で静かになるでしょう。
無視した方がいい?
*「吠えたら構ってもらえる」とインプットさせることはよくありませんが、*理由なく吠えることはあまりないので、
ご飯をあげ忘れていないか、水がなくなっていないかなどを確認してあげましょう。
特に思い当たることがない場合に吠え続けている時は、おもちゃを与えるなどして、気を紛らわせてあげることも手段の一つです。
専門家に相談する
犬が吠えるのをやめない場合、分離不安などの可能性があります。
どうしてもわからない場合は、専門家の力を借りましょう。
車の中でよく吠える理由
車の中は普段と違う場所で、一時的にその場所をナワバリとして認識している場合があります。
また、外的な刺激が多く、速く走る外の車に吠えていることもあります。
それだけでなく、車に乗るということが公園や病院に行くことと結びついて、興奮したり不安になったりしている可能性があります。
車の中で吠えるのをやめさせる方法
ブラインドなどで外の様子が見えないようにすることは効果的な方法です。
また、公園や病院などの興奮したり不安になったりする場所だけに普段から車で行っている場合は、なんでもない用事で車に乗る機会を作ってあげるようにしましょう。
家で吠えるのをやめることができても、普段と異なる環境になるとできなくなることも多くあります。
噛むおもちゃなどを与えたりするのもいい方法です。
エンジンを切った状態の車に慣れるためにトレーニングして、安心して眠ったりできるようになったら、少しだけドライブに出かけましょう。
よくある間違い
多くの飼い主は犬が吠えていることに対して、大きな声で注意します。
軽い電気ショックを与える無駄吠え防止装置や、不快な匂いのするスプレーなど、さまざまなグッズもあります。
しかしこれらのように、吠える犬に対して罰を与える行動は効果的とは言えません。
犬が吠えるのにはほとんどの場合理由があるので、それを解明して、一緒にトレーニングをしていきましょう。
子犬の歯は鋭い針のようなもので、遊んだり触れたりしているときに皮膚に引っかかると、非常に痛い場合があります。
噛み癖をやめさせたい場合、まず知っておいてほしいことは「攻撃しているわけではない」ということです。子犬はまだ赤ちゃんであり、じゃれたり遊んだりする方法を他に知らないだけなのです。
子犬の遊びは単に楽しむためのものではなく、社会的に絆を深める手段で、あなたの家族の一員として、知っている手段で関わろうとしているだけなのです。
したがって、子犬が噛む理由を理解した上で、人間と遊ぶ際には歯を立てさせないようにする必要があります。
なぜ噛むのか
理由はさまざまですが、子犬は遊んだりじゃれたりする方法が限られているため、それが噛む行為につながる場合があります。
興奮したり、イライラや疲れから噛む子もいます。しかしもう一つ大きな理由として、彼らが身体的な成長の過程として、自分の歯と顎がどのように機能するかを知るために行なっているということが挙げられます。
子犬の社会化の中での噛み癖
子犬の噛み癖は、歯の適切な使い方を教える重要なライフステージです。
子犬がきょうだいと遊ぶ際、乱暴な遊びや転がり、遊び噛みをたくさん行います。
これは、子犬がお互いに交流する方法と、噛みつきを制限する方法を学ぶ機会です。あまりにも強く噛んだり、遊びが乱暴になったりすると、
きょうだいや母犬が一緒に遊ぶのをやめてしまいます。そのため、遊びや楽しみを続けたいなら、歯にもっと注意しなければならないことを学びます。
これは、他者との適切な関わり方についての貴重な教訓を教えてくれます。
また、犬種によっては狩猟犬を交配したものもあり、口の中に物を入れる癖があります。
興奮した時
子犬は激しく遊んだ後に興奮しやすく、興奮を抑える方法をあまり知らないため、噛みつくことが多くあります。
疲れた時
子犬は人間の子どもと同じように、とても気難しい生き物です。
子犬には想像以上に長い睡眠が必要で、一日約20時間の睡眠が必要です。
睡眠時間を確保することで噛み癖が大幅に軽減されるだけでなく、学習能力も向上します。
イライラする時
子犬はイライラする時に噛むことがあります。ほしい物を手に入れられなかったり、飼い主から何かを妨げられたりした時、そのイライラが噛みつきにつながる場合があります。
噛むのをやめる11のヒント
子犬に適切な行動を教えるには、優しく積極的なトレーニングが必要です。
してほしい行動を促し、できたらおやつを与えることを繰り返していきましょう。
そうすることで、子犬の行動を根本的に変えることができます。
もし子犬が強く噛むことがあっても過剰に反応せずに、怒ったり怒鳴ったりしないようにつとめましょう。
あなたに不信感を持ち、関係が壊れてしまいます。
以下が、子犬の噛み癖をやめさせる方法の一つです。
1,1回の噛みつきは無して遊びを続けましょう。間違いは誰にでもあります。
2,続く場合はすぐに遊ぶのをやめて、10秒間子犬から背を向けて、噛むと楽しい遊びがなくなることを伝えましょう。
3,戻ったら、噛んでも困らないおもちゃで遊びます。
4,子犬がまた噛んだら、1分間子犬から離れてください。そうすると、噛み付くと遊んでもらえないだけでなく、飼い主も離れてしまうと理解させます。
5,1分以上離れたり、姿を消す必要はありません。子犬のストレスになります。
子犬の噛みつきを防ぐ方法
手を激しく動かした遊びをしない
→手があそびの道具だと思ってしまうと、子犬はあなたの手を噛んでしまいます。
手は優しいものだと伝える
→手で撫でたり、耳をかいてあげたり、背中をさすってあげましょう。手が優しいものだと理解させることは大切です。
子犬が噛みつきたいという欲求を発散できるように、噛んでもいい安全なおもちゃを与えてあげてください。
遊ぶ時などに、噛む方向を噛んでほしくないものからおもちゃに向けるようにすれば、子犬をコントロールできます。
例えばスリッパを噛んでいる場合は、スリッパを取り上げようとしないでください。スリッパがとても楽しいおもちゃに変わってしまうだけです。
代わりに、噛んでいいおもちゃを与えて、夢中になって遊んであげましょう。そうすれば、子犬はすぐにスリッパに興味を失うでしょう。
中におやつや食べ物を入れることができるおもちゃや、子犬が喜ぶような質感や音を出すおもちゃを購入することで、より興味を持たせることができます。
また、床に物が転がっていたり、子犬の手の届くところに物があった場合、子犬がそれらをかじらないとは限りません。
子犬は何が自分のもので何がそうでないのか分かりません。誘惑を与えないようにしましょう。
子犬がおもちゃを噛んでいるのを見たら、褒めてあげてください。場合によっては、そのまま遊んであげるとより効果的です。これにより、子犬は噛むべきものを噛むようになります。退屈すると噛むようになることもあるので、遊びはとても重要です。
また、歯の生え方によって歯茎が痛んで噛む場合もあるので、あまりにもひどい場合は獣医師に相談しましょう。
参照元:https://www.purina.co.uk/articles/dogs/puppy/behaviour/stop-puppy-biting-mouthing-and-chewing
子犬のおねだりには、かわいらしく目を向けたり、可愛い声で泣いたり、足を引っ掻いたり、飛び上がったり、吠えたり、さまざまなものがあります。
食事をするたびにあなたの犬がこのような行動をする場合、食べ物やおいしいおやつをねだる方法を学習していると思われます。
犬のおねだりは、いくつかの簡単な手順で防ぐことができます。
なぜおねだりする?
おねだりの効果があるからおねだりをします。
あなたが食事中におねだりをされた時、一度でもそれを叶えてしまった場合、効果があることに気づいてしまいます。
おねだりをやめさせる方法
最も良い方法は、食事中に家族に近づかないようにすることです。
食事をする部屋の代理口にベビーゲートなどを使用し、距離を置くなどの方法を試してみてください。
クレートに入れるなどもいい方法です。おもちゃを渡して、少しでも楽しく過ごせるようにしてあげましょう。
悲しい鳴き声が聞こえても無視しましょう。そうすることで、食事の時間に近づけないことも、おやつをもらえないこともすぐに学習します。
おねだりをしているときは無視する
きちんとお世話をしていれば、あなたの犬にはそれ以上余分なものは本来必要ないことを理解しておいてください。
かわいそうだと思っておねだりに屈すると、よりエスカレートしていきます。
一貫性を保つ
あなたの家で犬と接する家族全員で、一貫しておねだりに屈することがないように、きちんと話し合って忍耐強く取り組みましょう。
おねだりを罰したりしない
おねだりをするのは本能に従った行動なので、罰することはせず、食事中に一人で別の部屋などで我慢した後などにおやつをあげると良いでしょう。
ご飯の時間や場所をできるだけ固定しましょう
何時にどこでご飯がもらえるかを理解することで、おねだりをせず落ち着ける時間が多くなります。
参照元:https://www.purina.co.uk/articles/dogs/puppy/behaviour/stop-your-dog-begging
食糞とは、犬が自分のウンチ(糞)を食べてしまうことです。私たちには考えられない行動だが、犬が自分のウンチを食べることはよくあることです。
子犬の頃に食糞をしていても、大きくなるにつれて落ち着くこともあります。
なぜ犬はウンチを食べるのか?
犬がウンチを食べる理由にはさまざまな説があります。
ウンチの味が好き
ウンチには未消化の脂肪やタンパク質などの栄養価が含まれています。犬の嗅覚は私たちよりも鋭いので、その匂いを嗅ぎ取っているのかもしれません。
不安や退屈
不安やストレス、退屈への対処としてウンチを食べている犬もいるかもしれません。長時間ひとりで留守番をさせられたり、刺激が足りなかったりすると、このような状態になることがあります。退屈でウンチを食べてしまわないように、愛犬と一緒に遊びましょう。また、注目されたくてウンチを食べている犬もいるため、叱ることでその行動が助長される可能性もあります。
病気
犬がウンチを食べる原因として、寄生虫、犬の痴呆、病気や薬による食欲の亢進、食べ物の消化不良などが考えられます。心配な場合は、必ず獣医にご相談ください。
母犬の真似
犬は母親が自分のウンチの後始末をしているのを見て、ウンチを食べるのが普通の行動だと思うかもしれません。
犬が自分のウンチを食べるのを止める方法
ウンチをしたらすぐに片付ける。
ウンチを無視したらご褒美をあげる。
愛犬との時間を増やす。
注意を引くためにウンチを食べる犬もいます。食べているのを見つけたら、無視しましょう。
日中のフードを与える回数を増やし、空腹になることがなく、食べ物を探し回る必要を感じないようにする。
ウンチに味覚防止剤をスプレーする
犬がウンチを食べた後、どのように掃除すればいいですか?
布と水で口の外側をきれいにする。
食べ物とたっぷりの水を与え、口を洗う。
犬用の歯ブラシで歯をきれいにする。
ただし、ウンチを食べた犬の口を完全にきれいにすることはできないので、キスは避け、衛生面には特に注意したほうがよいでしょう。
食糞症の専門家による治療
愛犬が夜間など1人にされたときだけウンチをするのであれば、感情的な理由がある可能性があります。ひとりぼっちにされたことが原因かもしれません。そのような疑いがある場合は、動物病院に相談しましょう。
参照元:https://www.purina.co.uk/articles/dogs/health/digestion/dog-eating-faeces-coprophagia